言葉のひろがり・つながりに感動!親子で声に出して楽しめる1冊!
リズムに乗って、言葉がどんどんつながっていく。
最初は「いちご」からはじまり、「いちばん」「ごちそうさま」へ──。
読みながら自然と語彙が広がる、楽しくて、ちょっと不思議な絵本『ことばどんどん』をご紹介します。
『ことばどんどん たべもの』の基本情報 魅力と特徴
- 作者:内藤麟太郎
- 出版日:2022年10月
- 出版社:ひかりのくに
- 定価:980円(税別)
- サイズ:19 × 17.5 cm(ボードブック)
- ページ数:24ページ
『ことばどんどん たべもの』絵本の内容は?
この絵本は、野菜や果物から「言葉が連鎖」していくユニークな作品です。
例えば……
「いちご」
→「いちばん」
→「ごちそうさま」
という具合に、言葉の“しっぽ”が前に、“頭”が後にくっついたり、野菜の特徴など新しい言葉が次々と登場します。
音と意味の両方で、言葉の面白さを感じさせてくれる構成です。
絵本の魅力と特徴
1. 音と言葉のつながりが楽しい
フレーズが語尾でつながっていく仕組みで、耳で聞いても楽しく、自然に言葉の感覚を養えます。
2. 子どもの語彙力・言葉への好奇心を刺激
身近な単語がつながり、どんどん変化していく展開に、子どもも「次は何が出てくるの?」と夢中に。
3. シンプルな言葉とユーモラスなイラスト
言葉の面白さを引き立てる、ユニークでやさしい絵が、子どもに安心感を与えてくれます。
対象年齢
0歳~3歳ごろ
いつから読み聞かせする?何歳くらいまで?
6か月ごろからおすすめ。
3~4歳ごろまで楽しめますが、言葉遊びとして小学生低学年にも人気があります。
0歳児への絵本選びのポイントはこちら↓

読み聞かせの反応は?
「いちご!」「いちばん!」と、一緒に声を出してくれるお子さん多数。
ことばの連なりが面白いようで、「なんでこうなるの!?」と親子で話すきっかけにもなります。
繰り返し読んでも飽きないという声が多いです。
0歳児の読み聞かせの方法についてはこちら↓

読み聞かせのコツは?
つながる言葉を“少し間をおいて”読んであげる
言葉の切れ目がわかるように、
「いちご(…間) いちばん(…間) ごちそうさま」
というように、間(ま)を大切にすると、子どもが“言葉の変化”に気づきやすくなります。
シリーズはある?
『ことばどんどん』には、同じコンセプトで楽しめるシリーズ絵本があります。
どれも内藤麟太郎さんの作・絵で、ことばの響きやリズムを大切にした内容になっています。
●『ことばどんどん のりもの』
パトカー、しょうぼうしゃ、バス、でんしゃ……子どもたちが大好きなのりものの名前が「ことばあそび」としてどんどん展開されていきます。
スピード感ある展開と音の楽しさで、のりもの好きのお子さんにぴったり!
●『ことばどんどん どうぶつ』
ぞう、らいおん、うさぎ、ぺんぎん……身近などうぶつの名前が、次々とつながっていきます。
可愛いどうぶつたちと一緒に、語感・言葉のリズム・響きを楽しめる絵本。
口コミ・レビュー
「言葉の広がりに感動」
最初は単語遊びかと思ったが、ページをめくるごとに「言葉が意味ごとつながっている」ことに気づき、親のほうが感動した。親子で何度も読み返したくなる本。
「テンポがよくてクセになる!」
リズムが良くて、大人でもついつい声に出して読みたくなる。
何度も読んでいるうちに、子どもも一緒にフレーズを覚えて言うようになりました。
「言葉の面白さに気づける絵本」
「いちご」から「いちばん」「ごちそうさま」と続く流れがユニーク。
ひらがなを覚え始めた子どもが、「あ!ごが入ってる!」などと発見して喜んでいました。
「子どもが何度も読んでとせがみます」
はじめは親が読み聞かせていましたが、2歳半の息子が内容を覚えて自分で読み始めました。
短くてテンポがいいので、読みやすいようです。
「シンプルだけど奥深い」
使われている言葉は簡単だけど、つながり方や構成にセンスを感じます。
言葉の広がり方が自然で、親も読んでいて「うまいなぁ」と感心しました。
プレゼントにおすすめ?
おすすめです。
特に言葉を覚え始める1歳前後のお子さんへの誕生日プレゼントや読み聞かせデビュー絵本としてぴったり。
シンプルだけど奥深い構成なので長く楽しめます。
作者『内藤麟太郎』さんについて
内藤麟太郎(ないとう りんたろう)
日本の絵本作家。リズミカルで耳に心地よい言葉づかいと、シンプルで鮮やかな表現が特徴。赤ちゃん絵本から児童向けまで幅広く活躍しています。
作者の他の絵本まとめ
- 『さかさまライオン』
- 『うそつきのつき』
- 『がたごとがたごと』
- 『おれたち、ともだち!」シリーズ
など
まとめ
『ことばどんどん』は、語尾と語頭がつながるという独特のスタイルで、言葉の面白さを存分に味わえる一冊。
小さな子どもが言葉を覚えはじめる時期に、ぜひ読んであげたい絵本です。
「いちご → いちばん → ごちそうさま」──あなたもきっと、読みながら“どんどん”楽しくなるはず!
コメント