赤ちゃんに初めて読む絵本、どんなものを選べばいいか迷っていませんか?
シンプルでわかりやすく、それでいて赤ちゃんの心に残るような一冊が理想ですよね。
今回ご紹介するのは、川之上健さんと川之上英子さんによる絵本『ももも』。
なんと「も」という音だけで構成された、とってもユニークな作品なんです。
声のトーンやテンポを変えるだけで、同じ「も」でも印象ががらりと変わる。
そんな面白さを、親子で一緒に楽しんでみませんか?
『ももも』絵本の基本情報 魅力と特徴
- 作・絵:川之上健/川之上英子
- 出版社:岩崎書店
- 発行日:2015年2月13日
- 定価:1,210円(税込)
- サイズ:155×155mm
- ページ:26ページ
絵本『ももも』の内容は?
この絵本は、擬音語「も」だけで展開される絵と言葉あそびの絵本です。
ももがころがったり、はずんだり、空をとんだり!?
「ももも」「もーもー」「もっもっ」といった言葉の変化に合わせて、イラストも表情豊かに変わっていきます。
ストーリーは特にありませんが、想像力を刺激する構成になっており、読むたびに違った楽しみが生まれる絵本です。
『ももも』の魅力と特徴
1. 「も」のリズムが楽しい
同じ音を繰り返すだけなのに、不思議と飽きがこない!
読み手の声の抑揚やリズムで、音が生き生きと動き出します。
2. 想像力を育む絵と構成
「も」だけで意味を想像する力が育まれます。
読み方次第で、悲しい「も」・嬉しい「も」・おどろいた「も」…など、多彩な表現が可能。
3. やわらかなイラスト
粉状パステルを刷り込んで作られたイラストは、やさしく温かみのある雰囲気。
赤ちゃんにも安心感を与えるアートスタイルです。
対象年齢
0〜2歳ごろの赤ちゃんにおすすめです。
いつから読み聞かせする?何歳まで楽しめる?
生後6ヶ月ごろから読み聞かせに取り入れられます。
発語前の赤ちゃんでも音を聞いてニコニコ反応する姿が見られますよ。
2歳くらいまで楽しめますが、「言葉で遊ぶ」という点ではもっと大きな子にも響くかもしれません。
0歳児への絵本選びのポイントはこちら↓

読み聞かせの反応は?
実際に読んでみると、「もももも」と繰り返すだけで赤ちゃんが笑ったり、口まねをしたりと、想像以上のリアクションが返ってきます。
絵本を見ながら「これはどんな“も”かな?」と一緒に想像して話すのも楽しいですよ。
0歳児の読み聞かせの方法についてはこちら↓

『ももも』読み聞かせのコツ
● 声のバリエーションをつける
高い声、低い声、ゆっくり、早くなど工夫することで、同じ「も」でも赤ちゃんの反応が変わります。
● 表情もオーバーに!
顔の動きが加わると、赤ちゃんの興味がより引きやすくなります。
シリーズはあるの?
『ももも』は単体の絵本ですが、作者である川之上夫妻による言葉あそび絵本が他にもあります。
- 『みみみみ』
- 『あっはっは』
- 『たんすとたんすのすきまにさ』
- 『やるとおこられそうなこと』
- 『おおやまさん』
どれもユニークで楽しい絵本なので、ぜひチェックしてみてください。
口コミ・レビュー
「赤ちゃんが声をあげて笑いました」
「も」のリズムが面白いのか、読むたびに笑ってくれて、何度も「もう一回」とせがまれます。
「シンプルなのに奥深い!」
言葉は「も」だけなのに、読み方で印象が変わるので、大人も一緒に楽しめます。
「初めての絵本にぴったりでした」
色合いがやさしく、内容も単純なので、絵本デビューにぴったりでした。
「親のほうがハマりました」
声の出し方やテンポを工夫するのが楽しくて、大人もついつい夢中に。
「寝る前の定番になっています」
読み終わると気持ちが落ち着くようで、寝かしつけにも役立っています。
プレゼントにおすすめ?
間違いなくおすすめです!
赤ちゃん向けのシンプルな絵本は、何冊あっても困らないもの。
出産祝いや1歳の誕生日、ちょっとした贈り物にも最適です。
作者「川之上健&英子」さんについて
川之上健さんと川之上英子さんは夫婦で絵本作りをしているクリエイター。
健さんは法学部卒、英子さんは日本文学科卒という異色の経歴を持ち、ことばと絵の面白さを子ども向けに表現しています。
独特のセンスと表現力で、今注目の絵本作家コンビです。
他の絵本作品まとめ
- 『みみみみ』
- 『あっはっは』
- 『やるとおこられそうなこと』
- 『おおやまさん』
- 『おじょうさま小学生はなこ』シリーズ(小学生向け)
他のおすすめ絵本レビューもチェック!
- 【擬音たっぷりで赤ちゃんも夢中】『だるまさんが』レビューはこちら→ https://kumausa.online/darumasanga/
- 【朝の読み聞かせにぴったり】『おはようさんさん』レビューはこちら→ https://kumausa.online/ohayousansan/
気になる絵本があれば、ぜひチェックしてみてくださいね。お気に入りの1冊が見つかりますように!
まとめ:絵本『ももも』はこんな絵本!
『ももも』は、「も」という音だけで展開される、赤ちゃん向けの言葉あそび絵本です。
シンプルな構成ながらも、読み方や声のトーンで印象が大きく変わり、親子での読み聞かせがとても楽しくなる一冊です。
絵本『ももも』のポイントまとめ
- 言葉はすべて「も」だけ!
→ 読み手の工夫でいろんな表現ができる - イラストはやわらかく、あたたかい雰囲気
→ 赤ちゃんに安心感を与える色合いとタッチ - 0〜2歳頃の赤ちゃんにぴったり
→ 絵本デビューにもおすすめ - 笑いながら楽しめる!反応も抜群
→ 言葉がわからなくても、リズムや音の変化に赤ちゃんが夢中 - 繰り返し読むことで親子のコミュニケーションにも◎
はじめての絵本に悩んでいる方や、出産祝いに絵本を贈りたい方にも自信をもっておすすめできます。
“も”だけで、こんなにも世界が広がる――そんな驚きと楽しさを、ぜひ親子で体験してみてください。
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