赤ちゃんの「はじめてのことば」にぴったりな絵本『あ・あ』。
短くて繰り返される音と、シンプルだけど印象的なイラストが魅力の一冊です。
今回はこの絵本の内容や魅力、読み聞かせのポイント、プレゼントにおすすめな理由など、たっぷりご紹介します。
『あ・あ』絵本の基本情報
- 作者:三浦太郎
- 出版日:2021年4月15日
- 出版社:童心社
- 定価:990円(税込)
- サイズ:18cm×18cm
- ページ数:22ページ
『あ・あ』絵本の内容は?
「あ・あ」「く・く」「み・み」「て・て」「ぱ・ぱ」など、同じ音を繰り返すシンプルな言葉と、動物や赤ちゃんの動作を描いたやさしいイラストで構成されています。
ことばを覚え始めた赤ちゃんが「音」と「絵」をリンクさせながら楽しめる内容です。
絵本の魅力と特徴
1. 言葉のリズムがいい
「あ・あ」「ま・ま」など、繰り返しの音が心地よく、赤ちゃんの耳にもスッと入ってきます。語感のよさが魅力です。
2. シンプルでわかりやすいイラスト
背景を省いたシンプルな画面構成なので、赤ちゃんの視線が迷わずに集中できます。
3. 赤ちゃんの反応を引き出す構成
ページをめくるたびに「あ!」と驚いたり笑ったり。赤ちゃんの「反応」を大切にした作りで、コミュニケーションが楽しくなります。
対象年齢
0歳から2歳頃まで。
とくに発語の前後に読むと、赤ちゃんの発声を促すような反応が見られることが多いです。
いつから読み聞かせする?何歳くらいまで?
読み聞かせのスタートは、生後6ヶ月頃からがおすすめ。
視線を追う力や音への反応が出始める時期なので、絵と声の両方を楽しめるようになります。
2歳頃まで、言葉のリズムを楽しむ本として長く使えます。
読み聞かせの反応は?
実際に読んでみると、赤ちゃんがじーっと見つめたり、声を出してマネしたりする姿が見られます。「て・て」と言った後に赤ちゃんが同じように「て!」と返してくれることもあり、親子の会話のきっかけになります。
読み聞かせのコツは?
やさしい声で、ゆっくり読む
音をしっかり聞き取りやすくすることで、リズムや意味が伝わりやすくなります。赤ちゃんが心地よく感じる声を意識して。
声のトーンを変えて楽しむ
「て・て」「ま・ま」などの音を、少し高めの声や小さな声で読んでみると、赤ちゃんが興味を持って耳を傾けてくれます。
シリーズはある?
三浦太郎さんの赤ちゃん絵本は多数あり、同じような感性で楽しめる作品も充実しています。
- 『なーらんだ』
- 『くっついた』
- 『わたしの』
いずれもシンプルな言葉と親しみやすい絵柄で、初めての絵本として人気があります。
口コミ・レビュー
1.「赤ちゃんが声を出して笑いました!」
読んでいる最中に「ま・ま!」と声を出して笑う姿が見られ、親としても嬉しくなりました。ことばの面白さが伝わっていると実感。
2.「初めての絵本にぴったり」
0歳の娘に。短いフレーズなので集中力が続かない時期でも大丈夫。飽きずに何度も読んでいます。
3.「繰り返しの音が心地よい」
お昼寝前の読み聞かせに重宝しています。リズムが心地よく、自然と眠りに入ってくれることも。
4.「兄妹で楽しめる」
上の子が読み聞かせをしてくれるようになり、家族のコミュニケーションが広がりました。
プレゼントにおすすめ?
出産祝いや1歳の誕生日プレゼントにぴったり。
読み聞かせ初心者のご家族にも自信を持って贈れる一冊です。
作者「三浦太郎」さんについて
作者の他の絵本まとめ
三浦太郎さんは赤ちゃん絵本の第一人者ともいえる存在。主な作品には以下のようなものがあります:
- 『へんしん どうぶつ』
ページをめくるたびに、あらあら不思議。
動物が変身していく絵本『へんしん どうぶつ』は、赤ちゃんから楽しめることば遊び絵本です。

- 『たいこどんどん』
- 『わたしの』
- 『くっついた』
- 『なーらんだ』
どれもシンプルで赤ちゃんに寄り添った内容が魅力。シリーズで揃えても楽しめます。
まとめ
絵本『あ・あ』は、赤ちゃんが言葉のリズムを楽しみながら、世界とのつながりを感じられる一冊。
三浦太郎さんの温かく、丁寧に描かれたイラストと音のリズムは、親子のコミュニケーションを深めてくれます。
初めての読み聞かせに選ぶ絵本としても最適で、長く愛され続ける理由が詰まった一冊です。
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