大人気絵本『がたんごとんがたんごとん』の続編『がたんごとんがたんごとん ざぶんざぶん』は、今度は海辺が舞台。おなじみの電車が海沿いを走り、夏らしい景色が広がる一冊です。
赤ちゃんが夢中になるリズムや、海の仲間たちの登場など、魅力たっぷりのこの絵本を徹底レビューします!
『がたんごとんがたんごとん ざぶんざぶん』絵本の基本情報
- 作者:安西 水丸(あんざい みずまる)
- 出版日:2012年5月
- 出版社:福音館書店
- 定価:990円(税込)/900円(税別)
- サイズ:18cm × 18 cm
- ページ数:20ページ
『がたんごとんがたんごとん ざぶんざぶん』絵本の内容は?
「がたんごとん がたんごとん」とおなじみのリズムで電車が走る中、舞台は今度は海辺へ。
海辺を走る電車に、アイスクリーム、ビーチボール、スイカ、カニなど夏らしいものが「のせてくださーい」と声をかけます。
最後はみんなで海水浴場で楽しく遊ぶという、夏の雰囲気いっぱいのお話です。海や夏の楽しさを存分に味わえる一冊です。
絵本の魅力と特徴
1. 言葉のリズムが心地よい
「がたんごとん」と「ざぶんざぶん」が繰り返され、テンポ良く響く言葉が赤ちゃんの耳に心地よく残ります。
2. 夏らしい世界が広がる
スイカやビーチボールなど、海辺ならではのアイテムが次々登場し、季節感を感じられます。
3. 楽しいエンディング
海水浴場でみんなが遊んでいるシーンは、赤ちゃんも「楽しそう!」と興味津々。物語に楽しい余韻が残ります。
対象年齢
0歳〜2歳頃がおすすめ。夏らしい題材が楽しいので、3歳前後でも十分楽しめます。
いつから読み聞かせする?何歳くらいまで?
生後6か月ごろから楽しめます。
海や夏のものに興味が出てくる1歳〜2歳ごろが特におすすめ。
季節を感じる読み聞かせとしてもぴったりで、夏の間は何度も読みたくなる絵本です。
読み聞かせの反応は?
- 「ざぶんざぶん」の部分で手をパタパタさせる
- 海のものを指さして「これなに?」と興味津々
- 「もう一回読んで!」とリクエストされる
読み聞かせのコツは?
波の音を表現する
「ざぶんざぶん」の部分を波が寄せるように声をゆらすと、夏の海辺の雰囲気がより伝わります。
動作を交えて読む
波の揺れを手で表すなど、動作を交えると赤ちゃんの注目度が高まります。
ものを指さして説明する
「これはカニだね」「アイスクリーム美味しそうだね」など、一つ一つ名前を教えることで語彙が増えます。
シリーズはある?
本作は『がたんごとんがたんごとん』シリーズの第2作。シリーズとしては以下があります:
- がたんごとんがたんごとん(第1作)
詳しく知りたい方はこちら↓

口コミ・レビュー
「夏らしくて楽しい!」
1歳の娘が「ざぶんざぶん」のところで大はしゃぎ。夏にぴったりの絵本だと思います。
「海水浴の絵がかわいい」
最後のみんなで海で遊ぶ場面がとてもかわいくて、子どももニコニコ見入っています。
「シリーズで揃えました」
前作が好きで購入しました。夏の読み聞かせにぴったりで、大満足です。
「音が楽しい」
「ざぶんざぶん」と読むと息子が笑って声を出します。夏の雰囲気を感じられる一冊です。
プレゼントにおすすめ?
とてもおすすめ!夏をテーマにした絵本なので、季節感があり出産祝いにもぴったりです。前作とセットで贈るとさらに喜ばれます。
作者「安西水丸」さんについて
安西 水丸さん(1942-2014)は、日本を代表するイラストレーター・絵本作家。雑誌や広告、エッセイの挿絵などでも活躍し、独特のシンプルであたたかいイラストで多くのファンを魅了しました。子どもが親しみやすいやさしい色づかいとユーモアが魅力です。
作者の他の絵本まとめ
- がたんごとんがたんごとん
- おばけのアイスクリームやさん
- りんごりんごりんごりんごりんごりんご
- ピッキーとポッキーのかいすいよく
- おさるのケーキやさん
- クッキーのおべんとうやさん
乗り物や身近なものを題材にした作品が多く、小さい子どもに人気があります。
まとめ
『がたんごとんがたんごとん ざぶんざぶん』は、前作の魅力をそのままに、夏の海辺を舞台に広がる楽しい絵本です。
海の波音「ざぶんざぶん」が加わることで、リズムの心地よさがさらに増し、赤ちゃんも思わず笑顔に。夏の景色や海辺のアイテムがたくさん登場し、季節感もたっぷり味わえます。
最後のみんなで遊ぶシーンは、読んだ後も親子で楽しい気持ちになれるはず。夏の読み聞かせや、季節のプレゼントにもぴったりの一冊です。安西水丸さんの温かく優しい世界を、ぜひ親子で楽しんでください。
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