「きのぼり くまくん」は、シンプルな言葉と楽しい展開が魅力の、赤ちゃん向け絵本です。
木にのぼるくまくんが出会うのは誰? 同じような場面が繰り返される安心感と、意外性のある展開で、小さな子どもたちの心をつかみます。
この記事では、絵本の内容や魅力、対象年齢、読み聞かせのコツ、口コミ、プレゼントにもおすすめな理由を詳しく解説していきます。
『きのぼり くまくん』絵本の基本情報
- 作者:よねづ ゆうすけ
- 出版日:2023年4月
- 出版社:講談社
- 定価:税込1,100円(税別1,000円)
- サイズ:17cm × 17cm(ボードブック仕様)
- ページ数:24ページ
『きのぼり くまくん』絵本の内容は?
くまくんが木だと思って「なんだろう?のぼってみよう」と色々な動物にのぼってしまって、「わぁ ごめんなさい」と謝るお話。次々と出てくるのは、フラミンゴ、ぞう、へび……。
動物たちが入れ替わり、くり返しのリズムが楽しく、小さな子どもでもすぐに物語に入り込めます。
最後にはちょっとした“どんでん返し”もあり、思わず笑ってしまうラストが待っています。
絵本の魅力と特徴
1. 言葉のリズムがいい
同じフレーズが何度も出てくるので、子どもも覚えやすく、声に出して読むのが楽しくなります。
2. シンプルで分かりやすい展開
繰り返しとちょっとした変化のバランスが絶妙で、赤ちゃんでも理解しやすく安心して楽しめます。
3. 意外なラストがユニーク
最後の展開に「えっ!」と驚く子も多く、笑顔で終われる読後感の良さがあります。
対象年齢
0歳〜2歳頃がおすすめです。
はっきりとした絵とシンプルなストーリーで、赤ちゃんの初めての絵本としてもぴったり。
3歳以降も、自分で声に出して読む楽しさがあります。
0歳児への絵本選びのポイントはこちら↓

いつから読み聞かせする?何歳くらいまで?
生後6ヶ月頃から読み聞かせが可能です。
ボードブックなので、赤ちゃんがなめたり引っ張ったりしても破れにくく安心。
2歳ごろまで繰り返し楽しめ、言葉が出始める時期にはセリフをまねっこするようになります。
読み聞かせの反応は?
赤ちゃんはページをめくるたびに次の動物をワクワクしながら待っています。
「わぁ ごめんなさい」の場面では一緒に声を出す子も多く、笑顔いっぱいになります。
最後のオチでは笑い声があがることも!
0歳児の読み聞かせの方法についてはこちら↓

読み聞かせのコツは?
キャラクターの声を変えて読む
フラミンゴ、ぞう、へびなど、それぞれに声をつけると、より楽しい世界に!
抑揚をつけて読む
「これは なんだろう?のぼってみよう」の部分を少しずつテンションを上げると、くまくんの冒険感が伝わります。
ジェスチャーをつける
のぼる場面で手を動かしたり、動物を指差したりすると、赤ちゃんも自然に動きをまねてくれます。
シリーズはある?
『きのぼり くまくん』は単体作品ですが、よねづゆうすけさんは赤ちゃん向けの似た作風の絵本を多く手がけており、ファンの間では“よねづシリーズ”として親しまれています。
口コミ・レビュー
笑ってしまうラストがいい!
「読み聞かせしていたら、最後に子どもが声を出して笑いました!シンプルなのに面白い展開。」
言葉をまねっこし始めた
「“これは何だろう?のぼってみよう” “わぁ ごめんなさい”というフレーズが気に入ったようで、1歳の子どもが声に出してまねしています。」
ボードブックで安心
「赤ちゃんでも安心して読める丈夫な素材。何度読んでも飽きません。」
プレゼントにおすすめ?
初めての絵本や、出産祝い、1歳の誕生日プレゼントにぴったり。
コンパクトで手に取りやすく、内容も親しみやすいので、絵本初心者のご家庭にもおすすめできます。
作者「よねづゆうすけ」さんについて
グラフィックデザイナー出身の絵本作家で、身近な動物や乗り物をモチーフに、視覚的にも楽しい作品を数多く発表しています。
色彩や形の遊びが巧みで、赤ちゃんが夢中になる工夫がちりばめられています。
作者の他の絵本まとめ
- 『にじいろカメレオン』
- 『たべもの だーれ?』
- 『はんぶんこ』
- 『のりもの つみき』
- 『だれかな だれかな?』
まとめ
『きのぼり くまくん』は、リズム感のある言葉、繰り返しの安心感、そしてユーモアのあるラストが詰まった、赤ちゃんから楽しめる秀逸な絵本です。
よねづゆうすけさんならではのシンプルで視覚的に美しい世界は、何度読んでも飽きることがありません。
読み聞かせにも、プレゼントにもぴったりの1冊。「次は誰が出てくるのかな?」とワクワクする展開は、子どもにとって絵本の楽しさを知るきっかけにもなるはずです。
初めての絵本選びに迷ったら、ぜひ手に取ってみてください。
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