「ねぇ、だっこして」——そんな赤ちゃんの願いが、やさしく、あたたかく、繰り返される絵本『ねぇだつこ』。
短い言葉とゆったりしたリズムの中に、ぬくもりがぎゅっと詰まっています。
本記事では、絵本の内容や魅力、読み聞かせのコツや口コミ、プレゼントにおすすめの理由まで詳しくご紹介します。
『ねぇだっこ』絵本の基本情報
- 作者:柿木原政広(かきのきはら・まさひろ)
- 出版日:2024年9月
- 出版社:ブロンズ新社
- 定価:税込1210円(税別1100円)
- サイズ:18.5cm × 18.5cm(厚みあり・ボードブック)
- ページ数:24ページ
『ねぇだつこ』絵本の内容は?
果物や野菜が「ねぇだっこ」「だっこだっこねぇ」と何度も呼びかけるシンプルな構成。
さまざまな果物や野菜たちが登場し、それぞれの「だっこ」の仕方で優しく包みこみます。
最後は「だっこねぇ だっこねぇ」「だーいすき」と終わるので、子供にもだーいすきと言って抱きしめてあげると喜びます。
絵本の魅力と特徴
1. 言葉のリズムがいい
繰り返しのフレーズ「ねぇ だっこ」に、親子の気持ちが重なり、自然と声に出して読みたくなります。
2. やさしい色使いとシンプルな絵
野菜や果物たちのリアルな絵に表情と柔らかいタッチで描かれ、赤ちゃんの視覚に心地よく映ります。
3. 心と体がつながる「だっこ」体験
読み聞かせしながら実際にだっこすると、絵本と現実がつながり、赤ちゃんが安心する時間に。
対象年齢
0歳〜2歳ごろ。
特に抱っこを求める赤ちゃん期にぴったり。ファーストブックとしてもおすすめです。
0歳児への絵本選びのポイントはこちら↓

いつから読み聞かせする?何歳くらいまで?
生後6か月ごろから絵本への反応が出はじめ、「だっこ」の感覚も理解できるように。
2歳ごろまでは繰り返し楽しめます。年齢が進んでも「だっこ」のぬくもりを思い出す絵本として、大切に読み続けられます。
読み聞かせの反応は?
実際に読み聞かせをすると、赤ちゃんがニコっと笑ったり、身体を寄せてきたり、「だっこしてほしい」という気持ちが自然と表れます。安心感や愛情を感じ取る様子が伝わってきます。
0歳児の読み聞かせの方法についてはこちら↓

読み聞かせのコツは?
実際にだっこしながら読む
内容と動作が一致することで、赤ちゃんの理解や安心感が深まり、体全体で絵本を感じられます。
やさしい声で、ゆっくり読む
赤ちゃんが安心して聞けるよう、声のトーンを落として、間を取りながら読むのがおすすめです。
例最後は名前を入れる
「ねぇ、〇〇ちゃん、だっこ だーいすき」と名前を入れることで、赤ちゃんが自分のこととして聞いてくれます。
シリーズはある?
『ねぇだっこ』は単体作品です。
口コミ・レビュー
「読んでいる自分があたたかくなる」
シンプルな言葉なのに、読んでいると自然に赤ちゃんを抱きしめたくなる…そんな絵本。
「赤ちゃんがじっと見つめてくれた」
読み聞かせすると、じーっと見つめてきて、最後はにっこり。繰り返し読んでいます。
「プレゼントで喜ばれた」
友人の出産祝いに選んだところ、「だっこするたびに思い出す」と感激されました。
プレゼントにおすすめ?
はい、特に出産祝い・ハーフバースデーに最適です。
価格も手頃で、初めての絵本としても人気。内容がシンプルで温かく、どの家庭にも喜ばれる一冊です。
『だっこがテーマの絵本』でおすすめの絵本
- だっこだっこぷーちゃん
赤ちゃん期から幼児期にかけての「あるある」や「成長のステップ」をテーマにした優しい絵本です。
成長段階や興味に合わせて選ぶことで、子どもの心にぴったりフィット。

作者「柿木原政広」さんについて
柿木原政広さんは、グラフィックデザイナーとして活躍しながら、絵本制作にも取り組むマルチな作家。
作者の他の絵本まとめ
- 『ぽんちんぱん』
- 『じゃばじゃじゃーん』
- 『こどものとも ぽんちんぱん』
温かみのある色彩感覚と、赤ちゃん目線の世界観づくりが魅力です。
まとめ
『ねぇだっこ』は、赤ちゃんと「だっこ」でつながる時間を、目と耳と体全体で味わう体験型の絵本です。
繰り返しのリズムとやさしい絵が、赤ちゃんに安心感を届け、読み手にもあたたかさをもたらします。
出産祝いやファーストブックとしても大変おすすめで、親子の愛着形成にも役立ちます。
ぜひ、あなたのだっこの時間に添えてみてください。
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