「たっち!」と言いながらハイタッチ。そんなやりとりができるようになったときの、赤ちゃんのうれしそうな笑顔は格別です。
絵本『たっちだいすき』は、赤ちゃんと楽しく触れ合いながら「たっち(ハイタッチ)」を楽しめる一冊。シンプルな言葉と温かみのある絵で、親子のスキンシップを自然に促してくれます。
本記事では、この絵本の内容や魅力、読み聞かせのコツなどを詳しくご紹介します。
『たっちだいすき』絵本の基本情報
- 作者:ひろかわ さえこ
- 出版日:2018年7月
- 出版社:アリス館
- 定価:1,100円(税込)/1,000円(税別)
- サイズ:17×17cm(ボードブック)
- ページ数:22ページ
『たっちだいすき』絵本の内容は?
いぬさん、ねこさん、うさぎさん──いろんな動物たちが順番に「たっち たっち たっちっち!○○と…」「たーっち!」と手を出してくれます。
読み手はその動物たちと一緒に、赤ちゃんに「たっちしようね」と語りかけます。
絵本の中でたっちを繰り返しながら、赤ちゃんとコミュニケーションが自然に生まれる構成です。最後は「りょうてでたーっち!!」と思わず笑顔になるラストが待っています。
絵本の魅力と特徴
1. 言葉のリズムがいい
「たっち たっち たっちっち!」「たーっち!」といった繰り返しの言葉が心地よく、赤ちゃんの耳に残ります。言葉のリズムが楽しく、自然と声に出して読みたくなる一冊です。
2. スキンシップが生まれる構成
ハイタッチの動作をしながら読むことで、親子のスキンシップが深まります。絵本を通じて楽しくふれあえるのが最大の魅力です。
3. シンプルなイラストが親しみやすい
ひろかわさえこさんならではの、あたたかくて優しいタッチのイラストが赤ちゃんの心をつかみます。登場する動物たちもかわいらしく、親しみやすいキャラクターです。
対象年齢
0歳から2歳ごろまで。特に、ハイタッチを楽しめるようになる1歳前後からおすすめです。
0歳児への絵本選びのポイントはこちら↓

いつから読み聞かせする?何歳くらいまで?
絵本に登場する「たっち」の動作は、赤ちゃんが手を動かせるようになってきた生後6〜8ヶ月ごろから楽しめます。
1歳を過ぎると、自分から手を出して「たっち」できるようになるので、より一層やりとりが楽しくなるでしょう。2歳ごろまでは、スキンシップ絵本として長く活躍します。
読み聞かせの反応は?
実際に読むと、多くの赤ちゃんがニコニコしながら手を出したり、ページをめくるたびに笑顔になったりと、反応がとてもよい絵本です。
パパ・ママが笑顔でたっちしてくれることがうれしくて、繰り返し読みたがる子も多いようです。
0歳児の読み聞かせの方法についてはこちら↓

読み聞かせのコツは?
実際に「たっち」しながら読む
絵本のキャラクターが手を出すたびに、赤ちゃんとハイタッチ。視覚と動作が連動することで、理解が深まり、楽しい体験になります。
例やさしい声で、ゆっくり読む
テンポよく読みがちですが、赤ちゃんのペースに合わせてゆっくりと。言葉のリズムが伝わりやすく、赤ちゃんも安心して聞けます。
ページをめくる前に「たっちするよ〜」と声かけ
次のページに出てくる動物に向けて事前に声かけすることで、赤ちゃんの「たっちしたい!」という意欲を引き出せます。
シリーズはある?
シリーズはありません。
読み聞かせに大型の絵本あり
読み聞かせで大活躍する大型の絵本。
みんなでたっちしてみませんか?
口コミ・レビュー
あたたかい時間が流れる
「絵本を読みながら、赤ちゃんと“たっち”できるなんて最高。読み終えた後も何度も“たっち!”とせがまれます。」
初めてのスキンシップ絵本にぴったり
「0歳のころから読んでいます。絵も言葉もシンプルで、最初の読み聞かせにちょうどいい。」
出産祝いに贈りました
「友人の出産祝いに。反応がとてもよくて、“うちの子のお気に入りになった”と喜ばれました。」
プレゼントにおすすめ?
おすすめです。
ハイタッチを通して赤ちゃんとコミュニケーションが取れる絵本は、出産祝いや1歳の誕生日プレゼントにぴったり。
ボードブックなので丈夫で、赤ちゃんが自分でめくっても安心です。かわいい絵柄とやさしい内容は、贈る相手を選びません。
作者「ひろかわ さえこ」さんについて
ひろかわさえこさんは、親子のふれあいや日常の小さな幸せを丁寧にすくい上げる、優しさとリズム感あふれる絵本作家。赤ちゃん絵本だけでなく、幼児~小学校低学年向けの作品も多数展開し、多様な読者層に愛されています。育児への寄り添いと、自身の子育て体験から生まれる作品の背景が、作品の温かさと信頼感を支えています。
作者の他の絵本まとめ
- 『あめぽったん』
- 『いちにのさんぽ』
- 『ぞろりぞろりとやさいがね』
- 『ともだちになろうよ』
- 『ふかふかだよ』
赤ちゃんのしぐさや表情を丁寧に描いた作品が多く、スキンシップやことばのやりとりを楽しめる絵本が人気です。
まとめ
『たっちだいすき』は、赤ちゃんと心が通い合う「たっち(ハイタッチ)」のやりとりを通じて、自然なふれあいと笑顔を引き出す絵本です。
シンプルな言葉、リズムのある繰り返し、かわいらしい動物たちの登場で、赤ちゃんも思わず手を出したくなります。
読み聞かせの時間がもっと楽しく、もっとあたたかいものになるはずです。
初めての絵本、スキンシップを楽しむ絵本として、ご家庭にも贈り物にもぴったりの一冊です。
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